ソーシャルゲームにおけるKPIとは?
こんにちは、247です。
今回は、ソーシャルゲームプランナーがソーシャルゲームの運営方針決定の参考にする「KPI」とは、いったいどういうものなのか、記事にしていきます。
ソーシャルゲームプランナー志望の方、ソーシャルゲームプランナーになったばかりの方、もしくは興味がある方はぜひ目を通してみてください。
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KPI(ケーピーアイ)とは?
KPIとは、「Key Performance Indicator」の略語です。
日本語に直すと「重要業績評価指数」になりますが、「業績の根拠になる数値」と言い換えたほうが分かりやすいでしょう。
他の業界同様に、ソーシャルゲームの運営も、このKPIを元に様々な施策が行われていきます。
ソーシャルゲームにおける基本的なKPIをいくつか紹介します。
AU(Active User)
AU(アクティブユーザー)とは、「ゲームをプレイしてくれた人数」のことです。
と言っても単独でAUと使われるよりは、
・DAU(Daily Active User)・・・特定の日におけるプレイヤー数
・WAU(Weekly Active User)・・・特定の週におけるプレイヤー数
・MAU(Monthly Active User)・・・特定の月におけるプレイヤー数
のように一定の期間設定が前提で使用されることが多いです。
課金額
課金額は、その言葉通り、「課金してもらった金額」です。
課金額から「アプリストアの手数料」を引いたものがタイトルの収益となります。
課金率
課金率も、その言葉通り、「プレイヤーのどれだけの割合が課金してくれたのか」を%で表した数値です。
ある日のプレイヤーが100人いて、そのうち30人が課金してくれれば、その日の課金率は30%になります。
特定の期間において
「1日1回限定、100円で1回お得なガチャ!」
のような少額で引けるガチャを実装した場合に、課金率は増加します。
ARPU(Average Revenue Per User)
ARPU(Average Revenue Per User)は、日本語にすると「ユーザー1人あたりの平均課金額」です。
ARPPU(Average Revenue Per Paid User)
ARPPU(Average Revenue Per Paid User)は、日本語にすると「課金ユーザー1人あたりの平均課金額」です。
「アープ」とも呼ばれることもあります。※実はARPUもアープと呼ばれますが、多くの場合でARPPUを指します。
課金ユーザーの数が同じであれば当然ARPPUが大きいほど収益も大きくなります。
お正月など、世間一般的にお金を消費するムードがある時期に大きく跳ね上がる特徴があります。
最も重要なKPIとは?
色々KPIを紹介しましたが、最も重要なKPIとは何でしょうか?
これは定義によって変わります。
まず、「短期的」「その場限り」で見た場合は、収益に直結する「課金額」が当然最も重要なKPIと言えるでしょう。
しかし「長期的」に見てソーシャルゲームを運営していくことを考えた場合には、「AU」が最も重要なKPIと言えます。
なぜなら、ソーシャルゲームは「フリーミアム」という、基本プレイ無料&アイテム課金型のビジネスモデルになっています。
買い切り型のゲームであれば、プレイヤーが購入した後にどれだけそのゲームをプレイしようが収益が増減することはありません。
しかしソーシャルゲームは、プレイヤーがゲームをプレイしてくれる限りは課金につながるチャンスが発生しますが、ゲームをプレイして貰えないことには課金には全くつながりません。
そのため、どれだけの人数がゲームをプレイしてくれているかの指標になるAUが、ソーシャルゲーム運営にとって長期的に見た場合に最も重要なKPIとなります。
ある週を基準にして、課金額は前週から大幅に増加していたとしても、AUが前週から大幅に減少していれば長期的に見て喜ばしいことではありません。
経験者が転職する場合に「最も重要なKPIは何だと考えていますか?」と、面接でも聞かれることもあります。
まとめ
KPIとは業績の根拠となる数値で、色々なものがあります。
ソーシャルゲーム運営はこのKPIを日々確認しながら、ゲームをより良いものにするために施策を検討しています。
プロレスの技名じゃないのね!
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